タイトル

     ( 画像;伊良部島/渡口の浜 )
渡口の浜
【 沖縄の離島 】
『 伊良部島 』を見聞しましょう。

宮古諸島の沿革
沖縄本島(那覇市)の南西方向約300km
石垣島の東北東方向約133㎞に位置する。
宮古諸島は8つの有人島から成っている。
宮古島 ・池間島 ・大神島 ・来間島 ・伊良部島 ・下地島
多良間島・水納島。 圏域の中核は宮古島である。

これらの島々の大方は橋で連結されている。
宮古島と池間島(橋長:1,425m)及び来間島(橋長:1,690m)
は連結済。
伊良部島と下地島は(区間距離;150m)数基の橋で連結済。
宮古島と伊良部島は、2012年度架橋(橋長:3,540m)に向け
て施工中である。
現在は小型フェリーが日に10往復(片道所要時間:10分)運行
している。
近い将来の諸島群は実質4つの島で形成されるようになる。

大神島(おおがみ/面積;0.24k㎡人口;35人)は
宮古島の北東方向約4㎞ 周囲約2.75kmの小島
交通アクセスは宮古島から小型船で約15分にある。
ミステリーの島として小説やエッセイなどでよく採り上げられる。

多良間島(たらま/面積;19.75k㎡人口;1,300人余)は
宮古島の南西方向約67㎞ 石垣島の東北東方向約35㎞に
位置する。
宮古島からの交通アクセスは双発プロペラ機で25分である。
多良間島の北方向約8㎞に水納島(みんな/面積;2.15k㎡
人口;5人)がある。
交通アクセスは多良間島から高速船チャーターで約25分。

これらの群島に概して共通している事象は、山も川も無い平坦
地である。それと毒蛇ハブが生息していないことである。

伊良部島
伊良部島(いらぶ/面積;29.08k㎡人口;6,200人余)は
宮古島と隣接の距離(区間;7.3㎞)に位置している。
行政主管は伊良部町役場であったが、平成17年10月に近隣
市町村との合併をもって「宮古島市」と行政呼称変更になった。
合併自治体:平良市、城辺町、下地町、上野村、伊良部町

基幹産業は農業水産業である。
サトウキビ栽培・葉タバコ栽や果樹栽培である。
カツオ漁が盛んであり「伊良部鰹節」は知られている。
伊良部島の漁師達は30トン程の船団で、遠く南洋諸島近海に
出向いて操業する。

団員の幾人かを南洋諸島の現地から雇用する。
船内でのコミュニケーションは専ら「伊良部方言」で交わすの
で、雇用された船員達は「伊良部方言を日本語である」と思い込
んでいたと云う実話の笑い話がある。

下地島パイロット訓練飛行場
我国唯一の民間旅客機パイロット訓練場(滑走路;3,000m)が
ある。 昭和40年代の石油ショック襲来の時、それまで米国で
行われていた民間パイロット訓練を国内で施す目的で施行され
た。 現在でも主にJALやANAの大型ジェット機が繰り返し行う
タッチアンドゴーの訓練状況を間近に見ることができる。

伊良部島の名所
コーラル海浜に囲まれたアイランドには自然が織り成す名所が
数多くある。
渡口の浜
・長さ800m、幅50mにわたって細かい白砂が広がる。
佐和田の浜
・遠浅の静かな海に点在する大小の岩が特異な風景を醸す。
岩のひとつひとつに名称が付けられてある。
・遠浅の干潟に珊瑚石を積み上げて置き、満潮時に入ってきた
魚が干潮時に取り残されたところを捕獲する独特の漁法
「魚垣:カツ」の状景を観る事ができる。
・この海浜は平成8年に【日本の渚百選】に選ばれた。
サバ沖井戸
・磯辺の断崖下に飲料水用の井戸がある。
その井戸には120段の石敷階段を下って辿り着く。
飲料用水源に乏しかった島にとって、昭和41年に簡易水道が
布設されるまでの貴重な水資源であった。
日に3~4回もその井戸から水汲するのが女性達の日課だった
そうです。
通り池
・底が海に通じている陸内の自然池
・池の大きさは【径約75m、水深45m】と【径55m、水深約25
m】の2基がある。
池の底には径約10mのトンネル型洞窟があって、そこを潜れ
ば外海面に浮上することができる。
・淡水と海水の水質と温度差が作り出すサーモクラインと呼ば
れる水中の現象は、刻々とその色を変化させる不思議な光景と
伝えられる。  種々な神話をもつ神秘的な自然造形である。
・ダイバー達にとっては魅力的なポイントとして知られている。
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◇伊良部島

伊良部島